2004年10月4日

クリニック絵画の解説(2)

2004年10月4日
待合室の絵画


1886年頃からルノアールはドガ、モネ、詩人のマラルメらと女流画家モリゾの家に出入りし、夏にはモリゾのメツィーの家に滞在して制作しています。ルノアールと同年のモリゾは、パリでマネの指導を受けた女流画家で、都会的で軽やかな情感と明るい色彩の絵を描きました。彼女はマネの弟ウジェーヌと結婚し、一人娘がありました。この絵の左の少女はその娘ジュリー、右の少女は従妹のポールといわれており、モリゾ家に滞在中に制作された作品と考えられています。

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